反省だらけの登山~三瓶山登山其の2~

タンポポ

2013年11月18日 21:45

10月27日、島根県の男三瓶山に登ってきました♪


登山シーズン開始♪今シーズンお初のお山は・・・
気持ちいい青空の下で♪~三瓶山登山其の1~

コチラ↑の続きになります。


11時過ぎに出発した我が家。

出発してからしばらくはススキに囲まれた歩きやすい道を歩きます。

早速秋を感じました♪

息子も余裕のピースサイン


しばらく歩くとザ・山道という感じの雰囲気に変わってきました。


急な上りという感じでもなく、ウォーミングアップに調度良い感じの道を少し歩くと分岐点に到着。


この時は北の原に続く中国自然歩道(写真緑色の線で書かれた道)が通行止めになっておりました。

ここから男三瓶山頂上まで90分の表示がありました。

しばらくは木々に囲まれた鬱蒼とした山道をジグザグに進みます。

ところどころ息子の腰の高さくらいの段差があったりしましたが、危ない道ではなく、息子もかなりのスローペースですが頑張って登っていきます。

息子のペースに合わせてのんびり歩いていると、木々の間から徐々に視界が開けてきました。


更に数分登ると視界を遮る木々もなくなり、車を止めた西の原の駐車場や最初に通ったススキに囲まれた道もはっきり見えるようになりました。


ここから気持の良い稜線歩き~♪♪と思ったのですが…、予想以上にハードなガレ場が続きました

数少ない山登りの経験しかありませんが、今までにない高度感たっぷりの岩登りが始まり、滑ると軽いけがでは済まない崖のような場所を登るのは高所恐怖症の私はとても怖かったです。

浮石も多く、声を掛け合いながら慎重に登りました。


息子も手足をフルに使って自分の半分ほどもある岩をよじ登りますが、この頃から泣き事が増え、ペースも更に遅くなりました

景色は申し分なく、お天気も良く最高の山登りだったのですが、経験の浅い息子を連れては少し早かったかなと後悔しました。

あのピークを超えたらてっぺんが見えてくるよ~と励ますのですが、超えるとまた同じ岩場が待っているの繰り返しで私もいつまで続くんだろ…と景色を楽しむ余裕もなくなり、息子に至っては泣きが入って「ママの嘘つき~!もう動けない!!」と言われる始末

こうなってしまっては無理は禁物。

少し登っては休憩…を繰り返しながら亀の歩みで歩を進めます。



ようやく長かったガレ場の終りが見えました



ようやく息子にも安堵の顔が見えました




登った先には一面ススキ草原が広がっていました

癒される~~~

疲れも吹っ飛ぶ景色です♪

写真中央をズーム


いよいよ頂上が見えてきました。

あと少し。

ススキに囲まれた道を歩き、この階段を登れば頂上です。




三角点にタッチ!

実にコースタイムの2倍以上!!

3時間を超えるタイムで登ってきました。

今までは登りではコースタイムにこれほど遅れることはなかったし、息子も泣きが入る事はありませんでした。

ほんとうによく頑張って登ってくれました


頂上は少しベンチなどもあり、ゆっくり休憩するスペースがありました。


私たちもここで休憩。

お菓子や飲み物でチャージします。

ここでも反省点が…。

実はご飯を持って上がってなかったのです

コンビニなどを探しているうちに駐車場に着いたのもありますし、着いてからは仕方ないのでさくっと登ってさくっと降りてからご飯を食べようと思ったのもあります。

まさかこんなにも時間がかかるとは…。

パパとも朝ごはんを買う時に予備として多めに買えばよかったね…と反省。

少なくとも子供の分だけはしっかり用意しておくべきでした。。。

季節も良くなり食べ物が傷む心配もなくなってきたので次回は多めに準備したいと思います。

同じく休憩していた方から息子に頑張ったご褒美にとチョコレートを頂きました。

ウチから持ってきたものとは違う種類のチョコで美味しくいただきました(^^)

ゆっくり休憩をしたいところですがこの時点で15時を回っていました。

日が暮れるのも早くなったし、行きの時間を考えると下山しなければなりません。

また次は時間の余裕を持ってきたいと思います。

…ということで下山開始。


このススキ草原から始まります。

こんな道がずっと続くといいんだけど、そうもいきません(笑)

登りで苦労したゴロゴロ岩の道が待っています

登りで一度経験しているのである程度どれくらい続くかなどが分かるぶん、行きほど精神的にはしんどくはなかったです。

でも息子にはしんどい道だったようですぐに泣きが入り、もう歩けない…と

息子のペースに帰りも付き合うととても日の入りまでに下山ができなくなるのは目に見えてるので

「このままだと真っ暗になってここで寝ないといけなくなるよ~」

と私もキツイ口調に。

だんだん夕暮れが近づいているのがわかったので私もだんだん余裕がなくなっていました。

それでも驚くほどスピードあがるわけもなく、日の入りがだんだん近づいてきます。

息子もだんだんそれがわかってきたのでしょう。

本格的な泣きになり

「怖いよ~、しんどいよ~」

と涙涙の下山に。

それでも足だけはかろうじて進んでいます。

まさかこれほどまでに遅くなるとは思わず、遭難の二文字がリアルに浮かんできました。

ヘッドライトも持ってない我が家。

パパに先に降りてもらって車においてあったジェントスを持ってきてもらおうと思っていると、パパが念の為に夏のキャンプの時にトイレに行く時のためにと買っていたライトを持ってきているとの事。

助かった~~って本当に思いました。

そうしている間にも刻一刻と日が暮れ始め、木々で囲まれた山道はどんどん足元が暗くなってきました。

息子のテンションも下がりっぱなし。

探検みたいだね~~と明るく声をかけてみるも全然効果なし。

いよいよライトを使わないと前が見えなくなってきました。

でも一つしか無いので先頭の人が持つと後ろはあまり明るくないことが判明。

それでもないよりはマシ!

足元に気をつけながらゆっくり進みます。

もう少しで行き通った分岐の看板の所に着くはずなんだけど…と思いながら焦る気持ちと闘いつつ進みます。



ここを下りたところかなと何度か思い、ハズレということを何回か繰り返したところでようやく分岐点が見えました!!

皆がホッとした瞬間でした。

暗闇の中歩いたのは20分ほどだったようですが、何時間にも感じるほど長く辛い道でした。

ここからは道も良く、道幅も広くなってくるので三人並んで歩きました。

上には木々で遮られて見えなかった星空が、前には駐車場の明かりが見え、本当に安心しました。

無事帰ってきた余韻に浸りたかったのですが、私は分岐の辺りからトイレに行きたくなり、パパと息子を途中で残してトイレにダッシュしました。

思えば出発前にトイレに行ったきり、7時間ぶりのトイレでした(笑)

車に乗ると息子はすぐに爆睡

でもお昼もろくに食べていないので夜ご飯は食べさせないと…と帰る道沿いに飲食店を探しますが全くありません

パパが事前に調べた所によると少し行った所にお蕎麦屋さんがあるみたいなのですが、ナビに従って行ってみると既に閉まっておりました

そのうち私もウトウト

高速に乗る手前に道の駅があるのをパパが見つけ(お蕎麦屋さんを探したためか、行きとは違う道でした)、蕎麦ののぼりが立っていたのでここでご飯に。

息子を起こすのに一苦労でしたが、何とか夕飯にありつけました。

私と息子は帰りの車でも爆睡で一人運転をしてくれたパパには本当に感謝です


久々の登山は反省点だらけで一歩間違えば山で一晩過ごさないといけない状況でした。

息子にも大変怖い思いをさせてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

甘く見ていたわけでは決してないのですが、自分の脇の甘さ、詰めの甘さを感じずにはいられない一日でした。

取りあえず、帰ってすぐにネットでヘッドライトを購入しました。

これで手持ちのライトと併せて親の分の明かりは確保できましたが、近いうちに家族分のヘッデンを購入しようと思います。

子供を連れての登山なので時間の余裕を持つことはもちろん、きちんと下調べをして臨むようにしたいと思いました。


帰りはとても写真を撮る状況ではなかったので文章だけになってしまいましたが、以上三瓶山登山の記録でした。

駄文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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